1. 宗家挨拶

柳生新陰流兵法 第二十二世宗家 柳生耕一平厳信
柳生新陰流兵法 第二十二世宗家 柳生耕一平厳信
撮影:森山雅智氏 写真提供:日興美術株式会社

 当流の刀法は、身体全体でのびのびと遣うこと、すなわち「性自然」の活(はたら)きを求めています。身体の活きはその本(もと)となる心の活きの有り様と相即の関係にあります。兵法を学ぶことと己自身の人間性を高めることは表裏一体を成すものです。自己の心を正し、絶えず向上させていく必要があります。

 世は平成から新しい世へと移行しようとしています。我々の日常生活を取り巻く環境はこれからも変化し続けていくことでしょう。そのような中で、日々の生活をどのように過ごしていくかという指針と、生きていく上でどんな逆境にも耐えることのできる心の支えとなる先人の知恵が時代を超えて当流の中には脈々と流れています。

 「昨日の我に今日は勝つべし」という言葉に象徴されるように稽古を通して自分自身を向上させて行くことを門人に求めています。

 流祖以来伝承されてきた新陰流兵法という文化をご理解いただくことによって、広く日本の伝統文化全般に対する一層の興味と理解を深め護持することへの端緒となれば幸甚です。


平成二十九年十二月吉日
柳生耕一平厳信

>>「柳生会設立趣旨」

<宗家プロフィール>
柳生新陰流兵法第二十二世宗家 柳生耕一平厳信
昭和二十七年 東京生まれ
昭和四十五年 父の従兄弟にあたる第二十一世宗家、第十五代尾張柳生家当主柳生延春厳道に入門する
平成十四年 第二十一世宗家の養子となる / 銀行を退職し名古屋に転居、柳生新陰流兵法の稽古に専念する
平成十八年二月 柳生新陰流兵法第二十二世継承 2月18日東京・中野サンプラザスカイルームにおいて継承の儀を行う
平成一九年 第二十一世宗家逝去、第十六代尾張柳生家当主となる
平成二十三年『負けない奥義~柳生新陰流宗家が教える最強の心身術』ソフトバンク新書 出版
平成三十年一月現在 日本古武道協会理事 / 日本古武道振興会常任理事 副会長

<新陰流継承の儀披露>
新陰流継承の儀披露

平成十八年二月十八日
東京・中野サンプラザスカイルームにおいて、柳生延春厳道二十一世から柳生耕一厳信二十二世への宗家継承が披露された。
ご来賓:
日本古武道協会事務局長 高橋照義様
日本古武道振興会 会長 齋藤聰様
小笠原流弓馬術宗家 小笠原清忠様
香取神道流兵法宗家 飯篠快貞様
大東流合気柔術 本部長 近藤勝之様
田宮流居合術宗家 御名代 妻木達夫様
天神真楊流兵法宗家 久保田敏弘様
根岸流手裏剣術 斎藤聰様
琉球古武術宗家 井上貴勝様
立身流兵法宗家 加藤紘様
日本武道館出版広報課主事 米本正行様
島津書房 村瀬博一様
東京大学名誉教授 清水博様